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仮想通貨におけるバーン(Burn)とは?詳しく解説します!

仮想通貨のバーン(Burn)という言葉を聞いたことがある人も多いと思います。しかし、バーンの正確な意味はなかなか理解していないのではないでしょうか?本記事では、バーンの基本的な仕組みをわかりやすく解説します。

はるみ
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仮想通貨におけるおけるバーン(Burn)とは

バーン(Burn)とは、仮想通貨の運営者が保有している暗号資産の一部を永久に使えないようにする行為のことです。

バーンとは「燃やす」「焼却」という意味です。

バーンの目的・メリットとは?

バーンは流通している暗号資産を焼却し減らすことで、主に当該暗号資産の価値を上昇させることや安定させることが目的となっています。

発行枚数に限りがある暗号資産をバーンすると、市場に流通する暗号資産の数量が減るので、暗号資産の希少性が上がります。暗号資産の価値は需要と供給のバランスによって決まるので、需要が変わらず供給が減ることは、暗号資産の価値上昇につながります。暗号資産の価格上昇は保有している投資家に利益を与えることはもちろん、更なる資金流入も期待することができます。

実際にバーンが行われた実例

① ステラルーメン(XLM)

ステラルーメンは2019年、供給されていた全通貨の半分となる55,000,000 XLMのバーンを行い、ステラルーメンの価格は1日で約25%上昇しました。

② イーサリアム(ETH)

2021年8月に行われたハードフォーク “ロンドン” にて新しい取引手数料のプログラムが導入され、それ以降は毎分約2.3 ETHがバーンされていると報じられました。2021年9月には、初めてイーサリアムの24時間のバーン数量が発行数量を上回ったと報じられ、今後デフレ効果が長くは持続しないとされているものの、イーサリアムの継続的な需要増加にはつながっているとされています。

③ キャッシュ(QASH)

暗号資産取引所Liquidでは2021年7月に新しいトークンエコノミー導入に伴い、暗号資産QASHをバーンすることを発表しました。具体的には、流通していないQASHの50%、及び手数料として受け取るQASHの20~80%のバーンです。既にバーンは開始しており、こちらより焼却履歴を確認できます。バーンについての公式発表は以下のリンクをご確認ください。
https://blog.liquid.com/ja/202107-qash-updates

ステーブルコイン

価格が一定に固定されているステーブルコインは、その価格を維持するために適宜バーンを行います。例えば暗号資産テザー(USDT)の場合、会社が1 USDTを買い戻すたびに1米ドルに交換され、当該コインはバーンされます。これによって1 USDT = 1米ドル を維持することが可能になります。

バーンとロックアップの違い

バーンと似たような言葉に「ロックアップ」があります。バーンは “永久” に仮想通貨の一部を使えなくする行為であり、一度バーンした暗号資産は再度市場に流通することはありません。一方、ロックアップは運営者が “一時的” に仮想通貨の一部を使えなくする行為です。運営者による判断で、ロックアップされた暗号資産は再び市場に流通することが可能です。

まとめ

本記事ではバーンの仕組みや目的を、実例も含めて解説しました。

はるみ
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