最近注目を浴びる「Play to Earn」について解説します。
Play to Earnとは?
Play to Earnとは読んで字のごとく、「遊びながら稼ぐ」「稼ぐために遊ぶ」というものです。
Play to Earnを略して「P2E」と表記される場合もあります。
具体的にはブロックチェーン上に開発された「NFTゲーム(ブロックチェーンゲーム)」をプレイして、お金を稼ぐことを指します。
ゲームと言えば、ユーザーがゲーム機やソフトを購入し、ゲーム制作会社にお金を払ってプレイするのが一般的です。
eスポーツが始まり、大会等で上位に入賞することでお金を稼ぐ仕組みができてきましたが、ゲームで稼げるのは一握りの人です。
しかし、Play to Earnでは、ゲームとブロックチェーンや仮想通貨を組み合わせることで、対戦での勝利報酬だけでなく、クエスト報酬やアイテム販売など、これまでになかった稼ぎ方が可能になりました。
Play to Earnは、出てきたばかりの文化であるため、これから稼ぎ方も増えていくと予想されます。
Play to Earnはゲーム業界にも大きな貢献をもたらした
さらにPlayt to Earnはプレイヤーだけじゃなく、ゲームを作る業界にも大きな貢献をもたらしました。
これまでのゲームのお金の流れは
1.ゲームパを「販売、購入」する
2.アプリは「無料」基本プレイ無料だが「課金要素」がある
3.「サブスクリプション型」で月額料金を払うと無料プレイできるゲームが入手できる
の3パターンが基本でした。
また昔グリーやモバゲーがSNSゲームで隆盛を極めていた2012年頃まではゲーム内に「トレード」という仕組みがあるものが多く、ユーザー間でアイテムを交換することが可能でした。
運営側は規約で禁止していたもののヤフオクなどでゲーム内アイテムが現金で売買する「RMT(Real Money Trade)」という闇市もありました。
つまり従来のゲームのお金の流れは
表:ユーザーから運営にお金を払う一方通行のみ。
裏:ユーザー同士でお金をやりとりする。運営を経由せずRMT売買プラットフォームに取引手数料が落ちる。
というものでした。
それが、ブロックチェーン技術を活用することで、プレイヤーにもお金が回るようになったり、ゲーム開発者側にもしっかりお金が入るようになったのです。
Play to earnの課題
さてそのようなPlay to Earnですが以下のような課題もあります。
- ゲームの仕組みが複雑
- ゲームを始める際に初期費用が高い場合がある
- 仮想通貨、NFTの知識が必要
- 仮想通貨取引所、ウォレット、NFTマーケットプレイスなど複数のプラットフォームを利用する必要がある
- 法整備がまだ完全ではない
これからまだまだ発展途上ではあるので色々チェックしながらプレイしましょう。
まとめ
以上、Play to Earnについてでした。