仮想通貨の魅力と言えば値上がりの速度が他の投資商品に比べ段違いに速いというところにあります。
しかし、一方で暴落などのリスクが怖いというのも事実です。
そんな中、仮想通貨ながら安定性に優れているのがテザー(USDT)です。
今回はそんなテザーについて解説します。
USDTとは
テザー(USDT)とは、「ペッグ通貨」の一種でTether Limited社が運営しています。
ペッグ通貨とは
ペッグ通貨とは、ドルや円など別の通貨と暗号通貨(仮想通貨)を連動させることを目的に作られた通貨のことで、テザー(USDT)は米ドルと連動している暗号通貨(仮想通貨)です。
テザー(USDT)は、米ドルと連動しているペッグ通貨であります。
USDTの特徴・メリット
USDTの特徴やメリットは以下のようなものがあります。
仮想通貨の中では安定している
上で触れたように、テザー(USDT)は、米ドルと連動している暗号通貨(仮想通貨)です。
米ドルとの価格のかい離も少ないため、ステーブルコインとして価格が安定しているという特徴があります。
ビットコインなど他の暗号通貨(仮想通貨)と比較してもそのかい離差は大きくて2%程度に収まっており、価格変動が大きく不安定な相場としての認識が高い暗号通貨(仮想通貨)市場においても安心して保有できるメリットがあります。
多くの取引所で基準通貨となっている
さらに米ドルと連動しているということでアメリカの取引所を中心に、基準通貨として扱っている取引所が多いです。
そのため、取引可能な通貨ペアの数も多く、取引しやすい特徴があります。
避難所になる
テザーはその安定性からは仮想通貨の下落時には、避難通貨の役割を担っています。具体的には、仮想通貨の値動きが激しいときに避難先として購入されます。
そのため、BTC/USDTなどのテザー建ての通貨ペアの取引が人気であり、売買代金はビットコインを抜いて仮想通貨でトップとなっています。
USDTの購入方法
そんなテザー(USDT)の購入は以下の流れになります。
国内取引所でBTCを購入する
まず、DMM Bitcoinなど国内取引所に日本円を入金して、ビットコイン(BTC)を購入します。
購入したBTCを海外取引所に送金する
国内取引所でビットコイン(BTC)を購入したら海外取引所に送金します。
海外取引所に送金する際は、送金ミスがないよう注意してください。
海外取引所でUSDTを購入する
無事、国内取引所で購入したビットコインを海外取引所に送金出来たらテザー(USDT)を購入することが出来ます。
以上がテザーの購入方法です。
USDTの今後の課題
価格変動が少なく米ドルと価格連動しているテザー(USDT)ですが、Tether Limited社が中心になって価格の固定など暗号通貨(仮想通貨)としての価値を維持しています。
なのでTether Limited社が不正行為や破綻などがあった場合、一気に価値がなくなる可能性があります。
このようなある特定の会社に価値が依存しているリスクのことを「カウンターパーティ・リスク」といい、テザー(USDT)は他の暗号資産(仮想通貨)と比較してもカウンターパーティ・リスクが高い特徴があるので注意が必要です。
しかし、テザー(USDT)は価格変動が少なく、他の仮想通貨と比べてもリスクが低いため初心者にもおすすめできます。
まとめ
以上、テザーについて解説してきました。