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メタバースとは?特徴やメタバース関連銘柄の選び方について解説

注目を集めている技術として、「メタバース」があります。メタ(meta=超越した)、ユニバース(universe=宇宙)を組み合わせた造語で、仮想空間の中でさまざまな活動ができるようになる技術です。

この記事ではメタバースについて詳しく解説します。

メタバースとは?

メタバースとは、インターネット上の仮想空間において、自分のアバターを作成して行動できる仕組みを持ったもの。アバターの形をしたほかのユーザーとも交流して、非現実的な体験ができるのも、メタバースの特徴です。

なぜメタバースが注目されているのか?

メタバースが注目されている大きな要因としてブロックチェーン技術の進化が挙げられます。

ブロックチェーンとは、ブロックチェーン上で行われる取引を多数のコンピューターに共有することで、改ざん不可能な状態で安全に取引データを保持する仕組みのことを指します。

ブロックチェーン技術を活用すると、取引データが常に複数のコンピューターに共有されているため改ざんが非常に難しく、データの信ぴょう性も担保することができます。

このようなブロックチェーン技術がメタバースにおいては非常に重要な意味をもつのです。

ブロックチェーン技術により高度で安全なメタバースの実現へ

メタバース上では様々なアイテムや作品などが登場しますが、これらに価値を持たせること・そしてその価値が資産性を持つということがブロックチェーン技術によって実現できるのです。

「データの資産性」というのは最近のバズリワードである「NFT」と深く関わってきます。

「NFT」はいわば現実のアート作品のように「1点モノ」をデジタル所有できる技術で、複製不可能でその所有権を証明することができます。

メタバース内は同じくブロックチェーン技術による暗号通貨での取引が多く、アバターやアイテムなどを売買可能です。

例えばスポーツメーカー大手のNIKE(ナイキ)は、鬼ごっこで遊べる「NIKELAND(ナイキランド)」を、子供向けゲームプラットフォーム「Roblox」上に開設。キャラクター向けのNIKE製アイテムも提供しているなど、PRと実際の購入をメタバース上で可能にしています。

さらにブロックチェーン技術によってアイテムの不正コピーができないこと、所持していたアイテムの消失がなくなるということもメタバース×ブロックチェーンの大きな意義となります。

メタバースに関連する仮想通貨の選び方

メタバース関連の仮想通貨は多数存在するため、チェックすべきポイントを3つご紹介します。

①利用できるサービス内容

メタバースを活用する多くのゲームやプラットフォームは、それぞれ独自の仮想通貨を発行しているのが特徴です。

そのためメタバース関連の仮想通貨を選ぶ一番のポイントは、自分が利用したいサービスの仮想通貨かどうかというのがあります。

保有目的での投資も良いですが、実際に仮想通貨を使ってサービスを利用してこそ、より投資を楽しめるでしょう。

②時価総額

株の世界に時価総額があるのと同様に、仮想通貨にも時価総額が存在しており、投資判断で役立つ指標となります。

仮想通貨の時価総額は、以下の式を用いることで計算可能です。

仮想通貨の時価総額
仮想通貨時価総額=通貨の市場価格(時価)×発行数量

時価総額はリアルタイムで変動し、時価総額が大きい仮想通貨は取引量が多く、人気のある仮想通貨だと言えます。

時価総額が低ければ価格の急上昇も見込めますが、取引量が少ないため手放したいときに手放せないリスクがある点も念頭に置きましょう。

③注目度の高さ

現在脚光を浴びている仮想通貨ですが、さらに注目されるような出来事が起こると大きく価格を上げやすいです。

これまでには以下のようなニュースの影響で、価格が数倍にも上がった仮想通貨が多くあります。

運営企業が大手企業から大口の投資を受ける
著名人とタイアップした大規模イベントの開催
サービスが注目されれば仮想通貨の価格にも影響しますが、数日経てばまた価格が下落する可能性は大きいです。

定期的に仮想通貨関連のニュースを確認し、タイミングを見計らって取引するのが良いでしょう。

まとめ

以上、メタバースについて解説しました。